UTSUMI
大いなるものには数えきれない“科学”が隠れている
シザーにゴールは存在しない。
トライ&エラーで、
どこまでも磨きを
重ねて。その姿は、星の瞬き。
いつもシザーを科学する。
職人の経験と、最新テクノロジーの融合。
創業以来UTSUMIでは伝統の技術と最新のテクノロジーが融合したシザー造りを⽬指してきました。職⼈技を残しつつも⾼品質で⾼均⼀な製品をお客様に提供したいというのが我々の信念です。
従来、鍛冶仕事の延⻑上にあった理美容鋏の製造に、業界の先駆けとして、CNC研削機でのウラスキや、ワイヤーカット放電加⼯によるクシ刃成形、真空炉による熱処理(焼き⼊れ)など、従来の製造⽅法に固執することのない新しい技術を採り⼊れてきました。創業当時のコンセプト「いつもシザーを科学する」は、いまも脈々とUTSUMIシザーに受け継がれています。
なぜ、シザー×科学なのか。
いつも、これでいいんだろうか?もっと使いやすくできるんじゃないだろうか?と⾃問⾃答を繰り返しながら鋏を作り続けてきました。スキ鋏は暑くなる季節に⽑量を調整することにのみ使われていた時代に、ヘアスタイル創りにスキ鋏を使うことは出来ないだろうかという疑問をスタートにして、切れる量の違うスキ鋏を使い分けることでスピーディにそしてヘアスタイルの表現に取り⼊れることができるはずだと確信しました。
そして「セニングを使おう」というキャンペーンを展開しセニカ(刃先にカット刃を残したスキ鋏:特許申請)、両クシ刃スキ鋏などを次々とリリース、やがて「カット率」という⾔葉と考え⽅を提案し、今では当たり前に使われる業界⽤語の⼀つとなりました。
⼀⽅、カットシザーでも髪の逃げにくい「おかっぱ」⽤鋏や理容で仕上げに使われる「直」鋏、また「笹刃」「柳刃」などの漠然とした呼び名はありましたがその基準はメーカー毎に曖昧なものでした。「カット率」と同じようにわかりやすい基準と⾔葉を模索するうちにたどり着いたのが「スライド率」という考え⽅です。テンションをかけずにカットした時の髪の⽑の逃げるさまを「カット率」という⾔葉で表現しています。「カット率」と「スライド率」、この考え⽅の根底にあるのが、料理⼈は切るモノの素材で包丁を何丁も使い分けて⾷べる⼈を楽しませる、プロゴルファーはコースの状況によって14本のクラブを使い分ける、髪の⽑を切るプロであるスタイリストの皆様もお客様の髪の状況やスタイルの希望に合わせてシザーやセニングを使い分けるのが必然ではないのか?そのためには⾼品質で⾼均⼀にプラスしてリーズナブルであることも重要なファクターであると考えています。このことを職⼈仕事とテクノロジーを融合させているのがUTSUMIブランドです。