Finest quality of shears
シザーは切るために存在していますから、切れるということは当然のことなのですが、UTSUMIでは、この切るという動作を科学的に分析。「切る」という性能を徹底して追求し続けています。
例えば、シザーは2つの刃先で挟み込みながら切るという構造ですが、この2つの刃先が単純な直線では、力の入れ具合がうまく伝わらず、均一にきれいに切ることができません。
そこで、刃先にカーブを与えたり、ヒネリを加えることで、刃の根の方と先では重なり合う力を変化させながら、同じ力加減できれいに切ることができるのです。ほんの僅かのヒネリの違いだけでも、シザーの切れ味は変わります。そこに我々のノウハウがあるのです。
- ヒネリ
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⽑髪を切断する⼒を刃元から刃先まで余さず均⼀に伝えるために、UTSUMI の⼿造り製品のブレードには微妙なヒネリを加えています。現在製造の主⼒となっているNC加⼯ではヒネリをつけることは出来ず、
UTSUMI⼿造りシザーの最⼤の特徴となっています。
- 触点
- 鋏は2枚のブレードを開閉し⽑髪をカットします。刃元から刃先まで切断点は移動しますが、切断⼒を刃先まで伝えるために⼤切な働きをするのが触点です。
- ウラスキ
- 切れるハサミの要素は素材、熱処理刃付け、調⼦取りとさまざまありますが、切れ味を左右するのはウラスキです。刃の内側にわずかな窪みを作ることで抵抗を減らし、スムーズな切れ味を実現します。